日本の演劇を明るく照らす
新ロイヤル大衆舎
中止となった「王将」大阪公演の開演時間に合わせて配信します

 

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作:北條秀司 構成台本+演出:長塚圭史 音楽:山内圭哉

神奈川公演
2021515日(土) ~ 66日(日)

KAAT神奈川芸術劇場 アトリウム特設劇場
https://www.kaat.jp

主催:KAAT神奈川芸術劇場
企画・制作:新ロイヤル大衆舎、KAAT神奈川芸術劇場

神奈川公演
2021515(土)66(日)

KAAT神奈川芸術劇場 アトリウム特設劇場
https://www.kaat.jp

主催:KAAT神奈川芸術劇場
企画・制作:新ロイヤル大衆舎
KAAT神奈川芸術劇場

大阪公演
2021611日(金) ~ 613日(日)

近鉄アート館

協力:KAAT神奈川芸術劇場
企画・製作:新ロイヤル大衆舎

大阪公演
2021611(金)613(日)

近鉄アート館

協力:KAAT神奈川芸術劇場
企画・製作:新ロイヤル大衆舎
福田転球からのコメント
大堀こういちからのコメント
長塚圭史からのコメント
山内圭哉からのコメント
福田転球からのコメント
大堀こういちからのコメント
長塚圭史からのコメント
山内圭哉からのコメント

出演者


























































福田転球・大堀こういち・長塚圭史・山内圭哉 (新ロイヤル大衆舎)
常盤貴子/江口のりこ/森田涼花/弘中麻紀
櫻井章喜/高木稟/福本雄樹/荒谷清水/塚本幸男
武谷公雄/森田真和/田中佑弥/忠津勇樹/原田志 

物語・配役


明治39年。大阪は天王寺の貧乏長屋。坂田三吉は、三度の飯より将棋が好きで、素人名人とまで呼ばれる将棋指し。しかし、家庭を顧みず仕事をほっぽり、あげく借金で首がまわらない始末。とある日、将棋大会で関根七段に惜敗した三吉は、仕事をやめ、家庭を捨て棋道に身を投じ関根七段に雪辱を晴らそうと決意する。
それから八年後、ついに三吉は関根に勝利する。しかし、苦し紛れに打った手で、まぐれで勝利したに過ぎなかった。それを見抜いた娘の玉江は、三吉の将棋には品がないと叱責する。思い直した三吉は、弟子も断り、豊かになった生活を捨てても良いかと妻の小春に問う。微笑んで受け入れる小春。こうして、三吉はさらに将棋の道をつきつめてゆく…。

大正13年、大阪中の島のホテル。三吉の後援者達は東京に対抗し、三吉に関西名人を名乗らせようとしている。断り続けていた三吉だが押し切られ、気乗りはしないまでも関西名人を名乗ることになる。
そのことにより、東京の将棋連盟から追放された三吉。関西の青年棋士の多くが東京側に寝返ってしまい、孤立を深めてゆく。そんな三吉の貧しく荒んだ生活を支えようと身を切る玉江と、その光景をじっと見つめる若き次女の君子。坂田将棋の凄みを知りながら、何ら手を打てずに砂を噛むばかりの旧友宮田。
昭和11年初冬、東京側と和解した三吉は12年間の沈黙を破り、京都南禅寺で木村八段との天下分け目の東西対局を迎える…

昭和13年、東京での名人戦の帰路、鉄道事故により大垣駅で足止めにあう。事故列車に愛弟子松島が乗車していたのではないかと三吉は我を失う。
時代は戦争へと突き進む中、三吉は区画整理のため、寺院の裏手に仮住まいをしている。事故で松島を失ったことに続き、弟子の森川も戦争へと駆り出されてしまう
それから5年後、有馬温泉で怪我により帰還した森川は、今や最高峰に君臨する木村名人と対局。戦地での経験を経て心身ともに逞しくなった森川は名人に辛勝する。しかし三吉はどうしても気に入らない。勝ったのは三吉ではなく弟子の森川なのだ。
それから3年後、敗戦が色濃くのこる天王寺の貧乏長屋で、三吉は君子と孫の将一とともに静かに暮らしている。そんな折、森川がいよいよ名人位決定戦に挑むと、三吉を訪ねてくる。果たして三吉は嫉妬に悶えるのか、それとも…。

大阪公演

   大阪公演   

公演日程


 
※各部で出演者が異なります。詳しくは「物語と配役」をご参照ください。
 
※各部で出演者が異なります。詳しくは「物語と配役」をご参照ください。

チケット発売


  • 一般発売 2021年4月24日(土) 
    • [公式サイト抽選先行予約4/11(日)~13(火) ※一日通し券のみ取り扱い]
      ※詳細は、News欄

チケット(全席指定・税込)


  • 一般 6,500
    • 各種割引(枚数限定・前売りのみ・公式ウェブサイトのみにて発売/News欄をご覧ください)
    • ・一日通し券(三部作セット)18,000円
    • ・25歳以下割引(全ステージ)4,500円(要年齢証明書)
      • ※新型コロナウイルス感染症対策へのご協力をお願いいたします。ご来場前に必ず公式サイトにて最新情報をご確認ください。
        ※公演中止以外の払い戻しは致しませんのでご了承の上、お買い求めください。

        ※車椅子でご来場の方は事前にお問合せください。
        ※未就学児入場はご遠慮ください。
        ※営利目的の転売禁止。

会場:近鉄アート館


スタッフ


作      :北條秀司
構成台本+演出:長塚圭史
音     楽:山内圭哉
 
美     術:堀尾幸男
照     明:齋藤茂男
扮 装 統 括:柘植伊佐夫
音     響:加藤温
 
演 出 助 手:鈴木章友
舞 台 監 督:山添賀容子 福澤諭志

【大阪公演】
宣 伝 美 術:山内圭哉
題     字:福田転球
W   E   B:鈴木拓
 
制 作 統 括:笛木園子
制     作:太田郁子
票     券:熊谷由子
 
提     携:近鉄アート館
制 作 協 力:合同会社fuetree
協     力:KAAT神奈川芸術劇場
企  画 ・ 製  作:新ロイヤル大衆舎
 (福田転球 大堀こういち 長塚圭史 山内圭哉)
 

プロフィール


 

福田転球

大阪府出身。大阪芸術大学舞台芸術学科卒業後、93年に「転球劇場」を旗揚げし、構成・演出も担う。近年では山内圭哉とのユニット「2Cheat」や歌喜劇団「マサコの間男」などでの活動も精力的に行いながら、独特の笑いのセンスとにじみ出る哀愁を持ち味に活躍中。近年の主な出演作に、ドラマ『妖怪シェアハウス』、『竜の道』、『MIU404』、『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う』、『スカーレット』、舞台『両国花錦闘士』、『泣くロミオと怒るジュリエット』、ミュージカル『50Shades!~クリスチャン・グレイの歪んだ性癖~』、『美しく青く』、『イーハトーボの劇列車』など。またディズニー&ピクサー『ソウルフル・ワールド』では声優も務めている。

 

大堀こういち

宮城県出身。五月舎養成所卒業後、劇団健康(現・ナイロン100℃)に旗揚げより参加。2000年、温水洋一と二人芝居「O.N.アベックホームラン」結成。舞台を中心に様々な映像作品に出演。ユニークで軽妙な存在が際立ち、貴重なバイプレイヤーとして活躍している。細川徹のコントユニット「男子はだまってなさいよ!」にレギュラー出演。出演作に舞台『少女仮面』、『忘れてもらえないの歌』、『ロミオとジュリエット』、『十一ぴきのネコ』、TV『インフルエンス』、『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』など。また、「フォークシンガー小象」と言うキャラクターで音楽活動も精力的に行っている。

 

長塚圭史

東京都出身。1996年に「阿佐ヶ谷スパイダース」を結成。17年より劇団化。2004年に芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2006年読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。近年の主な舞台に『セールスマンの死』、『イヌビト〜犬人〜』、『常陸坊海尊』、『イーハトーボの劇列車』など。出演作に『シン・ウルトラマン』、『ランブラーズ2』、『海辺の映画館-キネマの玉手箱-』。TFM『yes!〜明日への便り』(ナレーター)など積極的に活動。2021年4月よりKAAT神奈川芸術劇場芸術監督に就任。

 

山内圭哉

大阪府出身。13 歳の時に映画『瀬戸内少年野球団』で主演デビュー。中島らも氏が主宰する笑殺軍団リリパットアーミーを経て、2001 年より「Piper」に参加。また「The Jizz Monks」「Khwai」のバンドメンバーとしても、ジャンルを越えて活動中。主な出演作に、舞台『しゃばけ』、『薮原検校』、『十一ぴきのねこ』、『カッコーの巣の上で』、『髑髏城の七人~season 風』、『セールスマンの死』、『偽義経冥界歌』、『アジアの女』、『ベイジルタウンの女神』、テレビ『あさが来た』、『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』、『青天を衝け』、映画『空母いぶき』、『引っ越し大名!』など。

 

常盤貴子

神奈川県出身。1991年のデビュー以来多くの作品で主演を務める。代表作に、ドラマ『愛していると言ってくれ』、『ビューティフルライフ』、『グッドワイフ』、大河ドラマ『天地人』、『TAROの塔』、連続テレビ小説『まれ』、映画『20世紀少年〈第1章~最終章〉』、『花筺/HANAGATAMI』、『海辺の映画館-キネマの玉手箱-』、舞台『恐れを知らぬ川上音二郎一座』、『マクベス Macbeth』など。2019年には初エッセイ集「まばたきのおもひで」を発売。

 

江口のりこ

兵庫県出身。2000年劇団東京乾電池に入団。2002年『桃源郷の人々』で映画デビュー。近年ではドラマ『半沢直樹』、『#リモラブ』、『俺の家の話』、『その女ジルバ』、『ドラゴン桜』、『ソロ活女子のススメ』、映画『事故物件 恐い間取り』、舞台『唐版 風の又三郎』、『奇跡の人』、『お勢、断行』など。

 

森田涼花

京都府出身。2006年「ホリプロスカウトキャラバン」京都地区代表として決勝出場。2008年アイドリング2期生11号として加入、2012年に卒業。近年の主な出演作に、ドラマ『侍戦隊シンケンジャー』、「世にも奇妙な物語‘18秋の特別編『あしたのあたし』」、『Strangers6』、映画『明月幾時有 Our Time Will Come~いつ月はでるのか』、舞台『デジモンtri』、『けものフレンズJAPARI STAGE』、『富豪刑事 Balance:UNLIMITED The STAGE』など。

 

弘中麻紀

兵庫県出身。劇団ラッパ屋所属。1992年早稲田大学卒業後、ラッパ屋に入団。親しみやすい笑顔とコメディセンスで、舞台を中心に映画・ドラマと幅広く活動中。近年の主な出演作に、水戸芸術館オーディオドラマ版『最貧前線』~「宮崎駿の雑想ノート」より~、『この声をきみに~もう一つの物語~』、『常陸坊海尊』、TV『相棒19』、『越境捜査』、『我が家のヒミツ』、新春ドラマスペシャル『三匹のおっさんリターンズ!』など。

 

櫻井章喜

長野県出身。文学座、ヒトハダ、二つの劇団に所属。舞台を中心に鵜山仁、白井晃、野田秀樹、河原雅彦、鄭義信、長塚圭史、栗山民也など多数の演出家の作品に出演。その他、映像、吹き替え、ナレーションなど幅広く活動している。近年の主な出演作に、舞台『焼肉ドラゴン』、『テンペスト』、『日の浦姫物語』、『プレイヤー』、『王将』、『カリギュラ』、『ピーター&ザ・スターキャッチャー』、TV・映画『相棒16』、『相棒19元旦SP』、『DESTINY鎌倉ものがたり』など。東京都環境局『Re-Think 海ごみ』ではナレーションも務めている。

 

高木稟

兵庫県出身。大阪芸術大学舞台芸術学科ミュージカルコース卒業後、「転球劇場」の旗揚げに参加し全作品に出演。2012年、福田転球と共に劇団「マサ子の間男」旗揚げ。13年、歌喜劇『おしりと御飯』より歌喜劇という新たなジャンルを創出。主な出演作品、舞台『常陸坊海尊』、『KYODEN'S WOMAN』、『歌喜劇/市場三郎~グアムの恋』、『黒いハンカチーフ』、『フレンド-今夜此処での一と殷盛り』テレビ『相棒season12』、『クロスロード』、映画『エキストロ』、『釣りバカ日誌18』など。

 

福本雄樹

兵庫県出身。2013年より、劇団唐組に⼊団し、『さすらいのジェニー』、『ビニールの城』、『ジャガーの眼』、『⻩⾦バット』、『吸⾎姫』など春・秋毎公演に出演。また、ブス会『男⼥逆転版・痴⼈の愛』、『SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE』〜ハイヒールとつけまつげ〜、『シェア・ザ・ワールド2020』に出演する等、劇団以外でも活躍の場を広げている。

 

荒谷清水

大阪府出身。1984年『都会からの風』より、南河内万歳一座に参加。以後、多くの劇団公演、内藤裕敬演出作品に参加。劇団公演以外にも多数のプロデュース公演に出演。特異な風貌と大阪弁を武器に、映像分野にも活動を広げている。映画は阪本順治監督、塚本晋也監督、井筒和幸監督などの作品に多数出演。2020年は特にテレビ『特捜9シーズン3』、『相棒18』、映画『スパイの妻』など映像への出演を着実に増やしている。また、鴨リンピック2020『青木さん家の奥さんⅡ』、浅草軽演劇集団ウズイチ旗揚げ公演『シャフ』など、役者のみならず舞台演出家としても活動している。

 

塚本幸男

兵庫県出身。1988年NINAGAWAスタジオに入団し、演出家・蜷川幸雄のもと、30作品以上の舞台に出演する。舞台作品では、1つの作品で数役を演じる事も多く、多岐に演じ分けるその演技力の評価は高い。映像作品は、映画『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』、『奇談』、『青の炎』、TV『三番テーブルの客』などに出演。現在は、培った経験を生かし、映像作品での活動の場を広く求め、積極的に取り組んでいる。

 

武谷公雄

神奈川県出身。大学在学中に早稲田大学劇団森に参加。近年の主な出演作に、木ノ下歌舞伎『義経千本桜―渡海屋・大物浦』・『黒塚』、『少女仮面』、『ドクター・ホフマンのサナトリウム〜カフカ第4の長編』、渋谷・コクーン歌舞伎『切られの与三』、サンプル『ブリッジ』、映画『クソ野郎と美しき世界』など。

 

森田真和

鳥取県出身。東京演劇道場所属。大阪の近畿大学にて演劇を学ぶ。その経験と、鳥取の豊かな自然に育まれた肉体を使い、人間はもちろん、動物から天使、人形から赤鬼まで性別の枠・生物の枠を超えたあらゆる役でその独特の存在感を示している。近年の主な出演作に、木ノ下歌舞伎『東海道四谷怪談 ―通し上演-』、KUNIO『グリークス』、トライストーン・エンタテイメント『少女仮面』、東京演劇道場『赤鬼』など。

 

田中佑弥

埼玉県出身。2009年に日本大学芸術学部演劇学科を卒業後、「中野成樹+フランケンズ」のメンバーとなる。以降すべての作品に出演。翻訳劇から日本近代劇等、またシンガポールの劇団、Teater Ekamatra『Tiger of Malaya』にも出演し、国内外問わず舞台を中心に活動。自身の演劇ユニット「劇団ドラマティックゆうや」としての活動も展開中。主な出演作品に、木ノ下歌舞伎『三人吉三』、KUNIO『グリークス』、トライストーン・エンタテイメント『少女仮面』、『外地の三人姉妹』など。

 

忠津勇樹

大阪府出身。劇団アナログスイッチ劇団員。大学卒業後、3年間の会社員生活を経て、劇団俳優座演劇研究所に入所し俳優のキャリアをスタート。その後新劇から小劇場へ活動の場を移し、コメディリリーフとして様々なキャラクターを演じる。またオリジナル曲「simple」が朝日新聞主催がん共生プロジェクト「ネクストリボン2020」のイメージソング優秀曲に選出されるなどシンガーソングライターとしても活動している。

 

原田志

大阪府出身。舞台を中心に活躍中。主な出演作に、テレビドラマ『松本清張ミステリー時代劇 第12話 町の島帰り』、土曜ワイド劇場『ショカツの女10 新宿西署 刑事課強行班係』、舞台 リリパットアーミー『獅子の嗣子 ~月華~』、中之島演劇祭『パンク侍、斬られて候』、劇団パンチドランカー『リライト』、劇団PEACE『GHOST IN THE BOX!!』、wat mayham『桃天紅』、劇団PATHOS PACK『カフェ アオギリスタン』/『風 KAZE2012』、ブレイクアレッグ『図々しいZOO』、『絵筆のさき』、『ハイエナ』、Unstoppable Film PRODUCE『震〜忘れない〜』など。

 

新ロイヤル大衆舎

2017年福田転球・大堀こういち・長塚圭史・山内圭哉の4名で「日本の演劇を明るく照らす」というキャッチフレーズを掲げ結成。無謀ともいえる、北條秀司作『王将』三部作をわずか80席足らずの下北沢「楽園」で上演し大きな話題を呼んだ。2020年6月遂に、再び結集しザ・スズナリで『無法松の一生』で知られる森本薫作『富島松五郎伝」さらに岸田國士作『麺麭屋文六の思案』『遂に「知らん」の文六』を同時上演しようと試みるも4月の「緊急事態宣言」によって公演をやむを得ず延期・中止。だが、今度は「緊急事軽演劇八夜」と銘打ち、初めての動画配信を実施。そして小劇場ガイドラインが発されて、即35席ほどの観客席を販売。毎回完売しつつ、毎夜動画配信を行って読み語り芝居を上演した。2021年KAATアトリウム特設劇場で『王将』を再演。念願の大阪公演を「近鉄アート館」で行う。

お問い合わせ


新ロイヤル大衆舎 070-2646-6809(平日12:00〜18:00)